BARRIQUE TOKYOの由来

 
 

BARRIQUE TOKYO(バリーク東京)の名前の由来についてご紹介しましょう。「BARRIQUEは、ワインの熟成に使用するオーク樽のこと。木樽に詰められたワインはゆっくりと熟成が進み、まろやかで深みに満ちた味と香りが生まれます。 

私たちBARRIQUE TOKYOは、眠っていた「きもの」に新しい価値を与え、日本の伝統工芸の美しさ、文化や歴史を世界の方々に届けています。木樽の中で熟成し、時間を経ることでより魅力が増すワインのように、「きもの」に新しい命を吹き込み、新たなストーリーを紡ぐプロジェクトです。 

ブランドロゴは、七宝(しっぽう)文様をアレンジしています。七宝は日本で王朝文化が栄えた平安時代以降、貴族階級で用いられた有職文様(ゆうそくもんよう)の一つ。円を4分の1づつ重ねて繋いだ文様です。円形が連鎖し、永遠に展開する図形は「円満」を表し、縁起の良い吉祥文様とされます。この記事を読んでくださっている方、BARRIQUE TOKYOの商品を購入してくださった方、日本国内だけでなく、海外のみなさまと「きもの」を通じて、“永遠に繋がるご縁”を持ちたい、そんな願いを込めました。 

 

そして、BARRIQUEにはもう一つ、大切なエピソードがあります。 

リ・メイク制作を手がける野口ちえこと彼女の夫が、独立してはじめて手掛けたアパレル・ブランドが「BARRIQUEでした。 

ファッション&カルチャーの最先端を牽引する1980年代の東京・表参道。現在の「表参道ヒルズ」の前身である「同潤会青山アパートメント」の1階にBARRIQUE直営店舗を構え、野口ちえこはプレス(広報)を担当していました。ジュリアン・レノンやピアース・ブロスナンなど海外からのアーティストも多く来店し、ダリル・ホールが東京公演のステージ衣装を購入する人気ショップでした。このプレス経験をきっかけに、野口ちえこはスタイリストとしての道を歩みはじめます。 

BARRIQUE「粋(イキ)」を受け継ぎ、東京から世界に縁を繋ぎ、広げていきたいという想いを込め、BARRIQUE TOKYOという名前が生まれました。